宝石の売却時に損をしないための基本
「近いから」「買取アップキャンペーン中だから」「看板に高価買取と書いてるから」「大手だから」など、安易な理由で買取を依頼すると大きく損をしてしまう可能性があります。世の中には高く買ってくれる買取店と安く買う買取店が半々くらいの割合で存在します。
査定依頼は最低でも3店舗行きましょう
面倒と思う方もいると思いますが、もし3店舗まわるだけで買取価格が数万円増えたらどう思いますか?
「そんなに違うことあるの?」と思われる方が多いと思いますが、宝石では査定金額が数千円~数万円違うことはよくあります。
競合地域の場合は3店舗まわってもさほど変わらないこともあると思いますが、だいたいの地域は3店舗まわることで大きく査定金額が変わってきます。
3店舗まわる際は「よそでも査定してもらったんですが」と伝えてください。この言葉で気を悪くする店舗はありません。どこの店舗も競争なので、相見積もりは当たり前と思っています。万が一、気を悪くした店舗があった際は、良くない店舗の可能性が高いので気をつけて下さい。
接客に丁寧な店舗を選びましょう
査定時に、価格についてや宝石について色々説明できる店舗は信用できる店舗のひとつに挙げられます。理由は、やはり商品知識がないと高い査定価格を出せないからです。店舗の大半は買取の失敗(赤字になるような高い金額での買取)を恐れて、なるべく低い金額で提示しがちです。
店舗のウラ(バックヤード)に持っていく店舗は気をつけて下さい。知識がないため色んなところに確認を取って査定金額を出しています。もちろん全てをわかる鑑定士、査定士はなかなかいないのですが、明らかな素人が店頭にいるお店はなるべく避けましょう。
査定終了後に、よそに持っていいか聞いてみて下さい。嫌がる顔をする店舗も良くない店舗のひとつです。
査定時・売却時の注意点
色々と上記で書きましたが、一番気をつけないといけないのはあまり意地悪なことをしてしまうと、店舗側も選ぶ権利があるので「高い金額で買おう」という気持ちを損なうことです。いくつか例を出します。
「よそは○○円だった」
実は店舗側が一番わかってます。あそこの店舗はいくらくらい出すだろうな。あそこにはこの金額は出せないな。など、店舗側は把握しています。変な駆け引きをされると、「じゃあそちらで売ってください」と言われて、高く売るチャンスを逃してしまいます。
「〇〇円になると思ってた」
「〇〇円になると思ってた」は、大体なりません。10万円で買ったものが10万円で売れると思ってたなど言われる方が結構いますが、なりません。もし希望の金額があるなら先に伝えたほうが良いです。あとから言われたら、買い取った場合も満足度が低いと思われて買取を断られることがあります。
売る気の無い査定
来店時に割と雰囲気でわかります。売る気がないと判断されると高く査定してもらえません。売る気がある旨を伝えたほうがより高い査定金額を提示してもらいやすいです。
まとめ
買取店普通のお店(スーパーなど)と一緒です。同じ卵が200円のところもあれば250円のところもあります。得意分野があったりする店舗もあります。卵の50円差には敏感なのに、宝石を売却するときは結構適当な人がいます。ちょっとした努力とポイントを押さえて査定依頼することで、大きな損は免れます。